「’On paper’ 大竹伸朗展」を開催致します。
今回の個展では、過去20年間に制作された紙作品から約50点を選び展示します。
使用している紙はすべてイタリアのファブリアーノ社製版画用紙「ロサスピーナ」、サイズは100x70cmです。この紙の上に、大竹は心に浮かんださまざまな風景を写し取り続けてきました。

「紙という素材には、絵を描きたくなる気持ちを受け入れてくれる許容量の大きさのようなものを感じる」と大竹は言います。「紙に対峙するとき、こちらの無意識を引き出そうとする何者かがその圧縮された繊維の隙間に潜み、常に呼吸をしているかのように思えることがある」というその言葉からは、この多面的なアーティストのいかにも余りある強い創造の欲望と素材との深いかかわりが伺えます。

2006年秋には東京都現代美術館で3フロアを使った大規模な個展を控える大竹伸朗。圧倒的な作品量を誇るこの作家の本質を、過去20年間にわたる紙作品からご覧いただきます。

「’On paper’ 大竹伸朗展」が7月1日(金)のフジテレビ「art lover」(午前4:25~放送)にて紹介されました。
詳しくはこちらから:
http://www.fujitv.co.jp/b_hp/artlover/bn/050701.html
http://www.fujitv.co.jp/events/art-net/
展示作品(一部)

心景1
100×70.5cm
アクリル/紙
1992

ビル街、夜?
99.9x71cm
アクリル、ジェッソ/紙
2002

帯電都市?
100.1×70.8cm
木炭/紙
2003
展覧会カタログ
32×23.5cm / 16ページ折込 / 図版45点
大竹伸朗による序文「ON PAPER」
価格:2,100円(税込)
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