膨大なゴミを収集し、束ねる。漁船を解体して、巨大な立体を制作する。本というよりオブジェ化した、大竹バウ。エッセイも著す。音もノイズも放つ。ワニを遊ばせ、ネオンも光らせる。大竹伸朗は既にあるものと交差しながら、旺然なエネルギーで日本の現代美術がわずかに座り得る場所を示してきました。
本展は、そんな大竹の新・近作のペインティングを中心とした展覧会となります。
出展作品には、本展初日に発刊予定の『武満 徹 SONGS』(日本ショット刊)の表紙、挿画に使用されたものの原画が含まれています。
多彩な表現方法を持つ大竹伸朗の原初的な力を確認していただけるものと思います。
展示作品(一部)

既景/会話
91x73cm
油彩、パステル、オイルスティック、印刷物、紙/キャンバス
1999

神経音
91x73cm
油彩/キャンバス
1993-94
展覧会カタログ
27.4x21cm / 64ページ / 図版25点
椹木野衣による評論「既にそこにある世界」
価格:2,500円(税込)
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