ベイスギャラリーはアジア全域の作家をここ十数年の間紹介して参りました。
この度インドネシアの90年代後半から精力的な活動を始めている作家5名を展示致します。
これまで紹介をしてきたヘリ・ドノ、クリスナ・ムルティ、FX・ハルソノ達の作品に比べ、政治的色彩や民族的表現は影を潜め、個の表現に向かい合う姿勢を作品の中に見出すことができます。
しかし固有の表現はたたずまいとして色濃く残り、むしろそれがアジア作家の持つ直裁な力を私たちに伝えてきます。

本展は2005年6月、名古屋のギャラリーNAFにて開催されたもので、東京巡回展として開催されます。

出品作家
ディディック・サヤディクムラー
グスバリアン・ルビス
ハンディウィルマン・サプトラ
プリラ・タニア
ユスラ・マルトゥヌス

展示作品(一部)

ディディック・サヤディクムラー
「雨の後」
120x200cm
アクリル/キャンバス
2005

グスバリアン・ルビス
「コンストラクト・エンプティ・スペース」
18x200cm
写真にドローイング
2005
展覧会カタログ
15.5x22cm / 32ページ
廣田緑によるテキスト「インドネシア現代美術~第四の世代~」
ヌルディアン・イッサンによるテキスト「距離を保って」
価格:800円(税込)
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