田中 朝子 展 ASAKO TANAKA EXHIBITION
2003年6月16日(月)~7月11日(金)
田中朝子は、日常のありふれた物をモティーフにしてイメージを作ります。カップやソーサー、ハンカチ、角砂糖など、すでに日常の中で何物でもなくなったものたちを、食卓や掌中から切り離し、美しい余白の中に呼び込んでいきます。 写真のみならず、シルクスクリーンや印刷といった多様な技法を用いて描かれた普通のものたちは、静かな画面の中で本来の姿をととのえ、固有の声を取り戻し始めるのです。 それは私たちに、あらためて人とものとの関係を問い掛けてくるもので、日常が持つもう一つの表情を知らせてくれるものでもあります。 |
田中 朝子 略歴 |
展示作品(一部) |
saucer/cup1 45x40cm インクジェットプリント 2003 |
saucer/cup5 45x40cm インクジェットプリント 2003 |
展覧会カタログ |
27x21cm / 10ページ / 図版19点 三脇康生による評論「ものの呟き、あるいは正岡子規の頭の形」 価格:600円(税込) |